第6回:オモテとウラ/光と陰

 インドは「規格」からはみ出した人間に寛容な国だ。インドのシステムが近代化し、少しずつそうした「ゆとり」が失われつつあるものの、デリーのような大都市でもその片鱗がチラリと垣間見えることがある。  交差点で車が止まった際などに、時々、ヒジュラーと呼ばれる人がお金をせびりにやってくる。また、店屋やオフィ...
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