10/30はディワリ(ディパワリ):Diwali (Deepavali)

ヒンドゥ教の中で一番大きな祭りで、新年のお祝いの日。10月末から11月初めのインド暦の第7番目の月の初めの日になる。
この日は新月と重なり、町中が電飾やろうそくの明かりで飾られる。玄関や外壁に電飾を施す家庭もあり、別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、華やかに新年を迎えるための準備である。

ディワリの祭りは、インドの古代叙事詩『ラーマーヤナ』が起源であり、悪の力によって、ジャングルへ追放されていたヒンドゥ教の神「ラーマ王子」の帰国をお祝いする日に由来している。※

また、富と豊穣の象徴である、ビシュヌ神の妻、ラクシュミ女神を祝う日でもあり、期間中の買い物は、富をより増やすことに繋がる縁起のいい行動であるとされている。家族へのプレゼントや、新年を迎える新しい衣類を買い求める人が増え、特に耐久消費財の需要が伸張し、自動車や家電業界ではこの時期の販売に注力している。

※ラーマ王子が、美しい妻「シータ」と弟と共に追放され、シータは魔王「ラーバナ」に誘拐されてしまう。ラーマ王子は猿の神「ハヌマーン」と、ラーバナに戦いを挑み、妻シータを取り戻す。そして、14年ぶりにアヨッデヤ(西インドの地名)に帰国を果たす。

▲TOPへ戻る